三度目の殺人
雨模様だったが、なんとなく映画でも見たい気になり、箱根から小田原へ。TOHOシネマズ小田原で是枝裕和『三度目の殺人』。
内容的に重い話だったので、おもしろいという感想も違うと思うが、考えさせられる内容。
気になった点。
是枝さんの話は、家庭的になれない男がよく出てくるが、主人公の福山雅治が娘とうまくコミュニケーションをとれず、離婚寸前の弁護士、重盛を演じている。
広瀬すず演じる咲江と親子のような関係性になる役所広司演じる、三隅と姿が重なる(接見室のガラス越しのシーンで二人の姿がオーバーラップするシーンがある)。
司法の世界というのは、検察側と弁護側、そして裁判官までもが、ある程度の話の流れをお互いに前もって、すりあわせておいて、裁判を進行するという描写があり、これはある程度、事実の話らしい。まるで物語を書くように裁く側が話を進めていく。
是枝さんは今回もオリジナル脚本として映画を撮っているが、この物語性についてどう思っているかなあと気になってしまった。
映画が終わった後に箱根へ戻る。イギリスから戻ってきてから少し風邪気味でのどが痛い。
日本 × オーストラリア
マンチェスターで友人の結婚式に出席してロンドンに戻ってきたところ。エンジェル駅そばのホテルにいる。ホテルの近くにあったパブで、日本×オーストラリアの代表戦を見ていたのだが、完璧な試合だったね。試合終了間際に通りがかったオーストラリア人に、日本が2対0で勝っていると伝えると、天を仰いで、IdeguchiというのはローマにいたNakataに似てるね、といっていた。あまり日本にいないタイプの選手だなあと思いながら見ていたが、言われてみたら確かにそうかもしれない。
さて。2006年は何をしていたかな、とホテルの天井を見ながら考えている。