A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

 私のように美しい娘/フランソワ・トリュフォー




 ヤリマン女と振り回される男達の話。うーん……めちゃめちゃ面白かった。色仕掛けに巧妙にひっかかって最後はボロボロになる男達が滑稽に描かれていて喜劇として楽しい。今もこういう女の子っているよなっていう。
 

 「あこがれ」で少年達の憧れのお姉さんを清純に演じていたベルナデット・ラフォンが、悪女役だったのに、後で気づいた。それほど違う。


 ヌーヴェルヴァーグ=フランス=難解みたいに思っていると、こういう映画をさらっと撮ってしまっていたりする懐の広さ。日本だと、SEXでしか他人とコミュニケーション出来ない女の悲劇、みたいになってしまいそうで、これを喜劇としてちゃんと描けてるのはスゴイなあ。果たして今の映画人はどういう映画を撮ればいいのでしょう……。