霧の中の風景/テオ・アンゲロプロス



 相変わらず難解で沈痛で切実な映画。劇場に中高年の人がいっぱいいたので驚いた。


 黄色いコートの男達、空に浮かぶ手首のオブジェ、雪が降って静止する大人達の間を駆け抜けていく少女と少年の美しいシーンにグウの音もでない。これはある意味ファンタジーなのかも。一コマ一コマのカットに映画としての強度を、とても感じる。