A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

 スラムドッグ$ミリオネア/ダニー・ボイル



 人種・宗教・政治的な話を抜きにして、娯楽作品としてみるなら普通に面白い。


 ダニー・ボイルは疾走を上手に撮る監督なのだけれど、経済成長めまぐるしいインドを選んだのが作品の雰囲気とフィットした気がする。恋愛パートは確かに弱くて、バランスを考えるとクイズパートに負けてるのだけれど、最後にダンスを踊られてしまえば、それで何も言う事はない。こういう映画って、不景気な今の日本じゃ絶対に出てこないよなあ。