A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

 猟奇的な彼女/クァク・ジェヨン



 前半がツン、後半がデレの物凄くわかりやすいツンデレ映画。これは男はグッと来るよなあ。泣きのドラマ的には、少しバタバタしてるけれどギリギリ成立。


 韓国は男性上位、目上の人間に敬意を払う、みたいな儒教の伝統が強く残っている国だから、当時は、これってちょっとセンセーショナルだったのかもしれない。電車の中で席を譲らない男を、“猟奇的な彼女”が説教するシーンなんかにも、含みを感じるし、目上の人の前では正対して飲み物を飲まず横を向いて飲むとか細かい描写もあったりする。