A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

 マディソン郡の橋/クリント・イーストウッド



 秀作。


 この映画が流行った頃にみないで、今みれたのが良かった。


 イーストウッドメリル・ストリープの中年男女の不倫物。俗っぽいラブストーリーになりそうで、ギリギリ回避してるのは、閉鎖的な因習のある田舎に住んで結婚をし、平凡な人生を送っていたメリル・ストリープ演じるフランチェスカの、どこかに行きたいのに行けない気持ちが、上手く描写してあったからかな。死後、子供達に不倫の話をするというのは、男の頭で考えた感がするけど、一人の女性の人生に踏み込んで描いてあったので、自分としてはアリだな、と。


 一番、魅力的な場所はどこか? と聞かれてイスートウッド演じるロバートが、アフリカ、と答える。


 ここではないどこかを聞かれて、アフリカって答えるのには何か元ネタがあるのでしょうか? 人類が生まれた場所だからかな。