A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

英検準1級(実用英語技能検定準1級)にお金をかけないで受かる方法

 TOEICに比べると需要が少ないかもですが英検について書いてみようかと思います。自分は英検準1級は2013年に合格したのですが、TOEICと少し毛色が違うテストです。

 1次試験と2次試験がありますが、1次で筆記とリスニング、2次で面接官とスピーキングのテストが行われます。1次の筆記で英作文もあるので、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの四分野を全て行う総合的なテストだと感じました。

 TOEICと比較をすると、730点が準1級の合格ラインだと巷では言われていますが、自分の感覚では800点は必要なのではないかなーと思います。なかでもリスニングが少し難しく感じたのですが、TOEICと違うのは選択肢が紙に印刷されていないということです。つまり、選択肢も聞き取らないといけないので、難しいです。

 まずは1次試験を通らないといけないのですが、TOEICと違う点で学習者に優しい部分として英検の場合は過去問を公式ホームページからダウンロードする事が可能です(リスニングも)。

 ダウンロードして過去問を解き、答え合わせを繰り返すとライティング以外の部分では点数がだいたい分かります。

 では、リーディングとリスニングとライティングに関しての具体的な勉強方法です。

■リーディング

 お金をかけたくないので、ダウンロードした過去問をとにかくやるわけですが、わからない単語があれば必ず調べるという事を念頭においてやりましょう。TOEICでは時間制限がかなり厳しいので時間を第一に考えなければいけないのですが、英検の場合は時間が足りなくなるというのは起こらないので考える必要はないです(もちろん個々人のレベルにもよります)。

 ポイントとしては大問1の単語です。ここ最近は英検1級に出題されるような難しい単語も出題されています。知らない単語の抜けを過去問をやりながらつぶしていくようにすると良いです。

■リスニング

 ここが難しく感じます。TOEICのリスニングパートで495点中400点くらいは取れないと厳しいかもしれないです。

 TOEICの場合はビジネス英語なので、フォーマルな英語が全てをしめますが、英検の場合はインフォーマルな英語なども出題されます。リスニングの場合は口語なので、なおさら出題される場合が多いです(辞書で表現を調べるとインフォーマルと記載がある)。

 問題のパターンは一緒で、ストーリーも似ています。過去問を何度か繰り返してやるとパターンが見えてきますので完全に聴こえなくても予測で対応できます。

■ライティング

 英作文です。紙に直接、書き込むのでスペルなども、ちゃんと書かないといけないです。ある程度、書き慣れていないと難しいかもしれません。現在の世相にあわせた問いに対して自分の意見を書く問題が多いです(賛成か反対か、など)。

■スピーキング

 スピーキングにはコツがありますが、まずは日本語で何と言うかを考え、頭の中で英語に変換します。変換の際にうまくいかない、思いつかない場合は、最初に何と言うか考えた日本語を違う言い方に変えて下さい。大前提として、スピーキングの姿勢としては、黙り込まないで話し続けるということが重要です。無言の場合、試験官も採点できないで困ってしまうからです。