A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

吉田修一

イギリスから日本への飛行機で暇だったので、吉田修一『太陽は動かない』、『森は知っている』の2作を読み終わった。以前から好きな作者であり、何作か読んだことがあるのだが、だいぶ毛色が変わったなあ。村上龍が書きそうな内容だったが、吉田修一風に味付けされていて、とても面白い。

 

そういえば、2人とも長崎出身ですね。実はこの後、東京で少し用事を終えて、長崎に行くことになっている。ちゃんぽんでも食べようかしら。

日本 × オーストラリア

マンチェスターで友人の結婚式に出席してロンドンに戻ってきたところ。エンジェル駅そばのホテルにいる。ホテルの近くにあったパブで、日本×オーストラリアの代表戦を見ていたのだが、完璧な試合だったね。試合終了間際に通りがかったオーストラリア人に、日本が2対0で勝っていると伝えると、天を仰いで、IdeguchiというのはローマにいたNakataに似てるね、といっていた。あまり日本にいないタイプの選手だなあと思いながら見ていたが、言われてみたら確かにそうかもしれない。

 

さて。2006年は何をしていたかな、とホテルの天井を見ながら考えている。

水の中の八月

友人を箱根湯本の駅で待っていた際に、暇つぶしで読んでいた宮崎あおいさんの地球再生エネルギーに関する本に宮崎あおいさんのサインが入っていた。ブックオフで買ったものだったのだが、本物なのだろうか。

 

八月になるといつも思い出す水の中の八月という映画。これから見ようと思う。

ロブスター / ヨルゴス・ランティモス

am 2:38 映画『ロブスター』を見終わった。独身者はある時期を過ぎると動物にかえられてしまう世界の話。ものすごい不条理な話だったが、映像は美しい。

 

am 2:40 遠くで雷の音が聞こえる。明日は雨の予報。コーヒーを入れなおそうか。

結婚

友人が結婚したとの知らせが届く。これはめでたい。お相手がチェコスロバキア人というので、最初はまた冗談かと思ったら式場などもおさえてるということで、さすがに本当らしい。冗談好きな人だったので、嘘かと思っていたが……。

大阪にある外国語大学を卒業した彼女は、NPO団体の一員として東欧に派遣された。主に日本語教師として赴任していたのだが、任期が終わっても現地の生活が気にいり、長い間、暮らしていたらしい。

 

何年か前の大みそかに2人で、馬車道にあるBankART1929に行ったことを思い出した。その当時、付き合っていた彼氏が(当然、結婚相手とは違う人)、いい加減な人であり、仕事をせず、彼女の金を財布から抜き取っており、別れたい、でもどう言えば、と相談を受けていたのだった。

 

よかったなあと、はがきでチェコスロバキア人の旦那さんと一緒に笑っている彼女をみて思う。