A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

洪水の夜に

かなり久しぶりになってしまった。最近みた映画や日常的なもろもろを記録がてら日記として更新。

 

UNEXTで『ドライブ・マイ・カー』。村上春樹原作というのを忘れてしまうほど、濱口竜介監督作品というのがわかる手触り。ドライブするシーンの車窓に流れる都市の景色が美しい。ばたばたしながら見ていたので今度、もう一度ちゃんとみたいかもね。

 

UNEXTで『悪人伝』。連続殺人鬼の標的がヤクザの組長であり、組長と刑事が手を組んで犯人をおっていくというすごい映画。韓国映画らしい痛みを伴う演出が心地よい。犯人がもっと圧倒的な存在でなきゃいけないとは思ったのだが、まあ、そこはご愛敬。

 

UNEXTで『すばらしき世界』。正直のれなかった。社会的にはじかれた立場の人たちに対する視線にどこか驕りを感じてしまったのは自分だけだろうか。アイロニカルにすばらしきなんてタイトルをつけている意図は? 考えると、まあ白ける。巧妙に隠されていますが。

 

ある小説の賞の1次審査をちょっと手伝う。人の書いた小説にあれこれ難癖つけるっていうのは楽しいものだ。たいていが取るにたらない話であり、基本的なことができてない気がしたのだが、たまにものすごく面白いのがあり、読んでいて楽しい。賞に出すなら言葉にならない感情をしっかりと言葉にするか、語る切り口を変えるか、テーマの選択と集中が必要かなと思う。審査する側はものすごく読むので。やってみた感想。

 

ある映画監督の自伝の仕事をした。今年出版される。いろいろ忙しいが、今年もぼちぼちやっていく。