A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 10年前の手紙

凹んでるわけでもないのだけれど、気持ちが沈静化している。1年に1回くらいの割合でメールボックスに溜まっている古い知り合いとのメール交換を読み返してみたりするのだけれど、読書と一緒で既読後に獲得した個人的な何か、か、その時の気分みたいなもの…

 レスラー/ダーレン・アロノフスキー

傑作。 80年代、圧倒的に人気のあった絶頂期をとうに過ぎたレスラーの生きざまをミッキー・ロークが熱演。過去に色々あった、ミッキー・ロークだからこそだよなあ。不器用な男の人生に涙。

 智に働けば蔵が建つ/内田樹

抜粋。 ルイ・ヴィトンのバッグの50%は日本市場で買われている 日本の消費者はファッション雑誌熟読のおかげでわずかなデザインやコーディネイトの差異のうちにきわだった違いを感知できるたいへんに差異コンシャスネスの高い人々である。 宮崎駿はそれにし…

 黒沢清の映画術/黒沢 清

映画術といっても、黒沢監督の個人史、自伝的内容。 ワンカットで幽霊を映す場合、間にいきなり写りこんでしまわないように遮蔽物をおく必要があるとか、幽霊と一発でわかるように服の色に気をつかうなんて話、『太陽を盗んだ男』に制作進行でかかわっていた…

 下流志向 学ばない子どもたち 働かない若者たち/内田樹

気になったところだけ引用。 子どもが家族という最小の社会関係の中で、最初に有用なメンバーとして認知されるのは、家事労働を担うことによってだったわけです。 学校教育の場で子どもたちに示されるもののかなりの部分は、子どもたちにはその意味や有用性…

 女の子ものがたり/森岡利行

傑作。 『スタンドバイミー』と『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を足して2で割り、女の子バージョンにした感じかな? 少し大げさに描いてあったとは思うけれど、地方から都会へ進学させる経済的余裕がない家庭に育った女の子は、厳しいんだなあ。…

早起きしてパンを買いに行くというフランス人チックな生活をしてるのですが、地元のパン屋で超美人発見。ここ半年で見た一般女性では一番だなー。ズキュゥン! ってジョジョだったら音がしてるわ。 最近、狂ったように映画を見続けてるのだけれど、昔に比べ…

 東京物語/小津安二郎

少し前のネプチューンの話だけれど、面白くなるかどうかって結局名倉にかかってたんだよな。ホリケンとタイゾーの暴走を名倉がどこまで許すか、どこで止めて突っ込むか、にかかっていた。 『東京物語』の上映時間136分の内、120分は全く名倉が画面上に存在せ…