A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

2017-01-01から1年間の記事一覧

麻田浩

秩父で喫茶店をやっている友人を訪ねる際に、西武池袋線の車窓から見えていて気になっていた練馬区立美術館へ。麻田浩展を見にいってきた。 まったく知らなかったのだが、CDのジャケットとかにも使われていそうなカッコいい絵ばっかり。区立美術館でこれだけ…

娚の一生 / アトミック・ボックス

週末になると、ここのところ雨。 廣木隆一『娚の一生』をぼーっと見ていたら意外に面白い。好きになる過程が急すぎるのは否めなかったが、田舎の町や雨の描写、風に揺れる染色された布が美しい。榮倉奈々と豊川悦司の両キャストも、いい。 小田原のブックオ…

予告犯

体調がいまいちなので、自宅で中村義洋『予告犯』。派遣社員の窮状にみられる格差社会についての描写など、ちょっと浅はかな感じもしたのだけれど、中盤にある犯人役の生田斗真演じる奥田と戸田恵梨香演じるキャリア刑事、吉野の長い追いかけあいが、映画の…

三度目の殺人

雨模様だったが、なんとなく映画でも見たい気になり、箱根から小田原へ。TOHOシネマズ小田原で是枝裕和『三度目の殺人』。 内容的に重い話だったので、おもしろいという感想も違うと思うが、考えさせられる内容。 気になった点。 是枝さんの話は、家庭的にな…

吉田修一

イギリスから日本への飛行機で暇だったので、吉田修一『太陽は動かない』、『森は知っている』の2作を読み終わった。以前から好きな作者であり、何作か読んだことがあるのだが、だいぶ毛色が変わったなあ。村上龍が書きそうな内容だったが、吉田修一風に味付…

日本 × オーストラリア

マンチェスターで友人の結婚式に出席してロンドンに戻ってきたところ。エンジェル駅そばのホテルにいる。ホテルの近くにあったパブで、日本×オーストラリアの代表戦を見ていたのだが、完璧な試合だったね。試合終了間際に通りがかったオーストラリア人に、日…

水の中の八月

友人を箱根湯本の駅で待っていた際に、暇つぶしで読んでいた宮崎あおいさんの地球再生エネルギーに関する本に宮崎あおいさんのサインが入っていた。ブックオフで買ったものだったのだが、本物なのだろうか。 八月になるといつも思い出す水の中の八月という映…

ロブスター / ヨルゴス・ランティモス

am 2:38 映画『ロブスター』を見終わった。独身者はある時期を過ぎると動物にかえられてしまう世界の話。ものすごい不条理な話だったが、映像は美しい。 am 2:40 遠くで雷の音が聞こえる。明日は雨の予報。コーヒーを入れなおそうか。

結婚

友人が結婚したとの知らせが届く。これはめでたい。お相手がチェコスロバキア人というので、最初はまた冗談かと思ったら式場などもおさえてるということで、さすがに本当らしい。冗談好きな人だったので、嘘かと思っていたが……。 大阪にある外国語大学を卒業…

忍耐

ロンドンから帰国した友人を訪ねて静岡県富士市に。ロンドン時代からしばらく疎遠だったが、フェイスブック経由で連絡がきた。すごい。 友人は、実家が製紙工場を経営していたお坊ちゃんだったのだが、富士市で、ゲストハウスを経営している。少し中を見せて…

コーネルの箱 / チャールズ・シミック

父の知り合いに紹介してもらった箱根の宿坊にこもって1日中、書き仕事をしていた。休憩中にアイスコーヒーを飲みながら、チャールズ・シミックのコーネルの箱を読み終わった。コーネルにインスパイアされた詩集。翻訳は、柴田元幸さん。コーネルの作品の写真…

箱の中のユートピア / デボラ・ソロモン

先日、DIC川村記念美術館で気になったジョゼフ・コーネルについての評伝。コーネルについて時系列に話が進んでいくと同時にニューヨークのアートシーンの記録ともなっていて、とても面白かったです。 コーネルは、過干渉気味の母親に抑圧され、かつハンディ…