ひとり日和/青山七恵



 若い女の子と老女の共同生活。自立の話。


 村上龍がほめてたので、結構期待して読んだけれど、まぁまぁだったかなあ。老女が決して死ぬ事もなく、病気になる事もないのが、今の気分なんでしょうか?


 話はプレーンな印象で最初から最後まで進むのだけれど、描写はとても正確で細かい。見た目よりはテクニカルな小説だとおもう。


 若い女の子は人生に悩んでいるというより生きるのが煩わしいみたいな、若者特有の厭世観があったりするのだけれど、その気持ちを、達観した老女にぶつける所が面白かった。こういうのって人に言わないけれど、ある特定の性質を持った若い女の子は持ってたりする気持ちなのかも。


 昔、知り合いの女の子が、将来の夢のところに、「早くおばあさんになりたい」と書いていたのを思い出した。