娚の一生 / アトミック・ボックス

週末になると、ここのところ雨。

廣木隆一娚の一生』をぼーっと見ていたら意外に面白い。好きになる過程が急すぎるのは否めなかったが、田舎の町や雨の描写、風に揺れる染色された布が美しい。榮倉奈々豊川悦司の両キャストも、いい。

 

小田原のブックオフで購入した池澤夏樹『アトミック・ボックス』を読み終わった。瀬戸内海の島々や徳島から東京へのオーシャンフェリーなど、馴染みのある個所があり、楽しく読んだ。

予告犯

体調がいまいちなので、自宅で中村義洋『予告犯』。派遣社員の窮状にみられる格差社会についての描写など、ちょっと浅はかな感じもしたのだけれど、中盤にある犯人役の生田斗真演じる奥田と戸田恵梨香演じるキャリア刑事、吉野の長い追いかけあいが、映画の奥行きを増していた。そして、荒川良々さんの泣きの演技もすばらしかった。

三度目の殺人

雨模様だったが、なんとなく映画でも見たい気になり、箱根から小田原へ。TOHOシネマズ小田原で是枝裕和三度目の殺人』。

 

内容的に重い話だったので、おもしろいという感想も違うと思うが、考えさせられる内容。

 

気になった点。

 

是枝さんの話は、家庭的になれない男がよく出てくるが、主人公の福山雅治が娘とうまくコミュニケーションをとれず、離婚寸前の弁護士、重盛を演じている。

広瀬すず演じる咲江と親子のような関係性になる役所広司演じる、三隅と姿が重なる(接見室のガラス越しのシーンで二人の姿がオーバーラップするシーンがある)。

 

司法の世界というのは、検察側と弁護側、そして裁判官までもが、ある程度の話の流れをお互いに前もって、すりあわせておいて、裁判を進行するという描写があり、これはある程度、事実の話らしい。まるで物語を書くように裁く側が話を進めていく。

是枝さんは今回もオリジナル脚本として映画を撮っているが、この物語性についてどう思っているかなあと気になってしまった。

 

映画が終わった後に箱根へ戻る。イギリスから戻ってきてから少し風邪気味でのどが痛い。

吉田修一

イギリスから日本への飛行機で暇だったので、吉田修一『太陽は動かない』、『森は知っている』の2作を読み終わった。以前から好きな作者であり、何作か読んだことがあるのだが、だいぶ毛色が変わったなあ。村上龍が書きそうな内容だったが、吉田修一風に味付けされていて、とても面白い。

 

そういえば、2人とも長崎出身ですね。実はこの後、東京で少し用事を終えて、長崎に行くことになっている。ちゃんぽんでも食べようかしら。

日本 × オーストラリア

マンチェスターで友人の結婚式に出席してロンドンに戻ってきたところ。エンジェル駅そばのホテルにいる。ホテルの近くにあったパブで、日本×オーストラリアの代表戦を見ていたのだが、完璧な試合だったね。試合終了間際に通りがかったオーストラリア人に、日本が2対0で勝っていると伝えると、天を仰いで、IdeguchiというのはローマにいたNakataに似てるね、といっていた。あまり日本にいないタイプの選手だなあと思いながら見ていたが、言われてみたら確かにそうかもしれない。

 

さて。2006年は何をしていたかな、とホテルの天井を見ながら考えている。