A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

箱の中のユートピア / デボラ・ソロモン

 先日、DIC川村記念美術館で気になったジョゼフ・コーネルについての評伝。コーネルについて時系列に話が進んでいくと同時にニューヨークのアートシーンの記録ともなっていて、とても面白かったです。

コーネルは、過干渉気味の母親に抑圧され、かつハンディを背負った兄弟の父親代わりとして責任を背負いながら生活しており、60才を過ぎるまで女性経験がなかったらしい。でも、抑圧された気持ちを昇華して作品に変えていったアーティストです(道を歩いている女性を眺めながら着ている洋服のメモをとっていたという描写はちょっとやばい人ですらある……)。

読む前は引きこもりで隠者のような生活をしていると思っていたのですが、実は同時代の画商やアーティスト、バレエダンサーや、モデルなどと、交友があり、意外な感じがしました。原作は読んでいませんが、非常に詳細に記録をたどっており、読み応えがめちゃくちゃある。かなり重要な相手として、草間彌生さんも出てきます。 

下関に来ている

関門海峡を歩いて渡れるということで九州側からわたって下関についた。ランニングコースにしてる人がいて驚いた。結構あっさり渡れてしまって、こんなものかという感じ。下関でふぐを食べようと大学時代の友人と待ち合わせ中。もうすぐだ。

 

 

 

幽霊

高松の知人の家の裏に小さな山があるのだが、どうやらそこに”出る”らしい。きれいな女の人らしいのだけれど、全体が薄く透き通っていて青みがかっているとのこと。この手の話は信じていないタチなのだが、話を聞いてたら寒くなってきてしまった。ふう。