A Journey To Surrey Quays

Half the truth and half the lie

2010-04-12から1日間の記事一覧

 スラムドッグ$ミリオネア/ダニー・ボイル

人種・宗教・政治的な話を抜きにして、娯楽作品としてみるなら普通に面白い。 ダニー・ボイルは疾走を上手に撮る監督なのだけれど、経済成長めまぐるしいインドを選んだのが作品の雰囲気とフィットした気がする。恋愛パートは確かに弱くて、バランスを考える…

 山椒大夫/溝口健二

今更いうのもなんだけど、やっぱり傑作。 別に名作だからというわけではなくて、良い所の子息が奴隷へと身分が落ちる意外性、そしてまた這い上がるというカタルシス。話の構成が普通に面白い。これも原作とニュアンスが変更になっているわ。創作する人、話を…

 霧の中の風景/テオ・アンゲロプロス

相変わらず難解で沈痛で切実な映画。劇場に中高年の人がいっぱいいたので驚いた。 黄色いコートの男達、空に浮かぶ手首のオブジェ、雪が降って静止する大人達の間を駆け抜けていく少女と少年の美しいシーンにグウの音もでない。これはある意味ファンタジーな…

 人のセックスを笑うな/井口奈己

松山ケンイチを愛でる為の映画。原作とだいぶ話のニュアンスが違う。 物凄く面白かった訳ではなかったけれど、冒頭の永作博美が坂を下りてくる所とか、映画的な感じ。 オシャレすぎるので映画に出てくると違和感がある蒼井優は、こういう長回しで好き勝手演…

映画をいっぱい見ました。ちゃんと書けないので箇条書きで。